食はすべての基本!アンチエイジングを始めるなら積極的に摂取したい食品

健康に自信のある人でも、中年以降になると疲れやすくなったり、髪がパサパサしたり、肌が荒れたりすることが多くなります。こうした肉体的な変化は、歳だからと諦めるのではなく、アンチエイジングの考え方で様々な努力をすることにより、健康を維持することが可能なのです。近年健康診断において、肝機能に問題がある人が増えていると言われています。現代日本では、食の欧米化や不規則な生活、また飲酒などにより、身体に負担がかかる傾向にあり、その結果高コレステロールや高血圧、肥満を招き、成人病を発症する危険性が高まっているのです。最近和食が見直されているのは、こうした傾向に対する反省によるものでしょう。日本では昔から、植物性タンパク質や野菜、食物繊維をバランスよく摂る習慣がありました。その季節の旬の野菜を、大豆から作った味噌や醤油で味付けした料理や、魚の良質なタンパク質、また海藻類を多くとる食事は、理想的なメニューだと言われています。特に大豆は、アンチエイジングの食材としては代表的なものです。細胞は、ほとんどがタンパク質からできていますが、加齢に伴い、古いタンパク質を分解する機能が衰えると、代謝が滞り、老化物質が蓄積され、疲れや肌のくすみやしわが増えることになります。したがってこの代謝をスムーズにすることが、アンチエイジングを促進することになるのです。また大豆イソフラボンは、女性ホルモンに似た働きを持ち、ホルモンバランスの調節の他、更年期症状の緩和や骨粗鬆症、高血圧、高コレステロールなどの予防に役立ちます。その他リコピンが含まれたトマトや、カルシウム、葉酸、鉄分が沢山含まれた青菜、胃腸の調子を整える乳酸菌などを含んだ乳製品や発酵食品、さらにビタミン類が多い果物などをバランスよく摂取し、定期的な運動をして血行や代謝をよくすれば、アンチエイジングの効果は、十分に発揮されるでしょう。