まずは小さな一歩を!アンチエイジングと運動

昔から「頭は、使えば使うほどよくなる」と言います。日々研究に打ち込む学者や、手先を使って細かい作業をする職人などは、普通の人よりも若々しく見えるものです。こうした人々は、常に思索をしたり、手先を使うことで常に脳に刺激を与えているからこそ、老けるのが遅いと考えられています。肉体も同様で、特に手足を使うことは、身体全体の健康に大きく関わっています。加齢と共に真っ先に衰えるのが足です。さらに車社会である現代では、至る所歩く機会が減り、昔に比べ現代人の足腰は年々弱っていると言っても過言ではありません。近年大都市の真ん中でも、ウォーキングやジョギングなどの運動をする人が増えたのも、そのためです。言うまでもなく、足を使うことは、地面を踏みしめることにより全身の血行をよくし、身体を温めることにつながります。加齢により足が弱り、運動量が減ることにより、血行が悪くなり、あちこちに身体の不調が出てくることは不思議ではありません。現在アンチエイジングの考え方により、様々な健康食品や化粧品が開発されていますが、何よりもこの運動をすることが、最も手軽なアンチエイジングの方法だと言えましょう。日々仕事や家事、勉強に忙しい人でも、エレベーターはできるだけ使わないとか、いつもとは違う道を歩いてみるなどの工夫はできるでしょう。さらに職場や学校、家庭などでも、ちょっとした時間を活用して、ストレッチ運動をすることは可能です。またそれだけでは満足できない場合は、アンチエイジングを目的にしたヨガに挑戦してみてもよいでしょう。毎日5分でも10分でも、真剣に普段使わない筋肉をストレッチしたり、腹式呼吸で息を深く吸ったり吐ききったりする訓練を続ければ、自ずとアンチエイジングの効果が、実感されてくるでしょう。